AppleがLive Textと呼ぶ機能をリリースしました。日本語は執筆時点で未対応ですが、カメラを使ってリアルタイムテキスト認識を行う機能になります。OCRはこれまで画像を使って、一定のアルゴリズムでテキスト認識を行うものでしたが、AI/機械学習の登場によって、飛躍的に認識精度を上げています。
今回はそんなAIを用いたOCRを提供するサービスをまとめて紹介します。
Tegaki
手書き文字の認識率99.22%を誇るOCRサービスです。クラウドはもちろん、オンプレミスでの利用もできます。サイズや傾きを調整した上で画像をアップロードし、APIやCSVで結果を取得できます。
DX Suite
二重線や訂正印の読み飛ばしなど、日本の書類に適したOCRを提供します。書類の自動分類もあり、読み込んだ後の業務フロー自動化にも貢献します。
AI JIMY OCR
無料で使える、ローカルで動作するOCRソフトウェアです。ローカルで動作するエッジAIであり、画像をクラウドにアップロードする必要はありません。機密文書も安心して利用できます。
AI OCR | AI JIMYシリーズ ~無料で使える次世代エッジAIOCRソフト ~
CaptureBrain
手書き帳票のOCRに特化したサービスになります。あらかじめ帳票情報を登録しておくことで、自動仕分けを行ってくれます。汎用型、特化型、Tegakiなどを組み合わせて、項目ごとにOCRエンジンを切り替えられます。
AI OCRソリューション CaptureBrain|キヤノンITソリューションズ
スマートOCR
手書き文字はもちろん、非定型型帳票からの読み取りも可能です。スマートフォンアプリもあり、アプリのカメラで撮影してOCR処理もできます。フォーマットの異なる帳票(請求書など)から共通の項目を抽出するスマートOCRポイント機能があります。
スマートOCR|非定型帳票や手書き文字も読み取り可能のAI-OCR
ジジラ
活字や手書き、非定型帳票も読み取れるOCRサービスです。オンプレミスでの利用も可能です。フォーマットが異なる請求書も項目設定せずに読み取りできます。レシート読み取り専用のモデルも用意されています。
DX推進の必須ツール、手書きAI-OCR「ジジラ」手書きや非定型帳票にも対応&オンプレ版やAPI版も提供可能 - ローレルバンクマシン株式会社
LAQOOT(ラクート)
AIを用いた認識の後、担当者によるチェックが入るとのことです。それによって誤認識を修正し、精度の高い認識結果が担保される仕組みとなっています。
CLOVA OCR
LINEの提供するOCRサービスです。。文書解析と認識に関する国際会議で、4分野にて世界1位を獲得しているそうです(2019/3/29時点)。国会図書館資料のOCRとしても採用されています。
まとめ
AIを用いることで、テキスト認識精度は飛躍的に向上しています。次の段階として、各項目の認識(日付や価格など)によるデータベース化や、次のワークフローも含めた自動化に注目が集まっているようです。
手書き文書やFAX、PDFなどのやり取りが多いバックオフィス業務の自動化として注目したいサービスです。