ローコードと一言で言っても利用範囲は広いです。ローコード、ノーコードと呼ばれるキーワードに注目が集まっている現在、その領域はどんどん広がっています。
今回は主立ったカテゴリと、そのサービスについてまとめました。ローコードサービスが広がっているのがよく分かるはずです。
業務用アプリケーション開発
一番多いのは、業務用アプリケーション開発サービスになります。画面をWebブラウザで定義して、ワークフローを作ることでWebアプリケーションが作れるというものが多いです。
- kintone
- Hexabase
- NTTデータ イントラマート
- 楽々Framework3
- AppSuite
- SPIRAL
- Retool
- GeneXus
- WebPerformer
- Pega
- ServiceNow
- Mendix
- Appian
- FastAPP
- Kissflow
- Aras
- Oracle APEX
- Claris
- Zoho Creator
オープンソース
オープンソースなローコード開発プラットフォームは、自分でサーバを立てて利用します。社内で立てれば、それだけセキュアに利用できるでしょう。また、できあがったデータに直接アタッチできるので、既存の業務システムとの連携も容易に実現できるはずです。
特定プラットフォーム向け
Lightning PlatformはSalesforce用、AWS Step FunctionsはAWS用になります。クラウドサービスベンダーのこうした自社プロダクト向けローコーディングサービスは増えていきそうです。
ハンディターミナル
Biz/Browserは倉庫などで使われるハンディターミナルに特化したローコード開発プラットフォームを提供しています。
モバイルアプリ対応
業務アプリケーション開発でも使えますが、このカテゴリで紹介しているサービスはネイティブのスマートフォンアプリ開発に利用できるサービスになります。なお、Microsoft Power Appsはアプリストアにはリリースできず、社内向けアプリ配布と言った制限もあります。
APIテスト
BuildableはAPIテストに特化したローコードビルダーとなっています。ワークフローはGUIでコンポーネントを組み合わせて作れるようです。mablはWebブラウザを用いたテストに利用できます。
データ変換
Xplentyは外部サービスからデータを収集、変換するのに特化したプラットフォームです。データのマスキングや暗号化などの部分にローコードが活きるようです。
UI/UX
多くのローコード開発プラットフォームではバックエンドとフロントエンドが密接に関係していますが、nexacro beyondはUI/UXというフロントエンドに特化したサービスとなっています。
HTML/CSS
デザインを理解しHTML/CSSコードを生成するローコードプラットフォームとしてFRONT-END.AIを紹介します。FRONT-END.AIはエンジニア向けサービスで、Web上でDOM構造の修正も可能です。
Wapplerは、よりWebデザイナーに向けたWebベースのツールを提供します。
まとめ
ローコード開発プラットフォームというと業務アプリケーション開発に注目が集まりがちですが、今では他のカテゴリーにおいてもツールが提供されてきています。こうしたツールを利用し、業務をよりスムーズに、目的を自分たちだけで成し遂げられるようになりましょう。