AI/機械学習は様々な分野でブレークスルーを起こしていますが、特に顕著なのが翻訳分野ではないでしょうか。GoogleのTransformerやOpenAIのGPT-3など、翻訳精度を一気に向上させたのは、AIによるところが大きいと言えます。
今回はそんなAI/機械学習を用いた翻訳サービスを紹介します。
DeepL
DeepLはGoogle翻訳一辺倒だった翻訳サービスに風穴を開けた存在と言えます。自然な日本語(または他の言語)への翻訳が行われ、精度は非常に高いです。法人用途やAPIも利用できるので、大量の翻訳作業でも活躍するでしょう。
Google 翻訳
Google 翻訳は多種多様な言語への相互翻訳が可能です。Google 翻訳もまた、AIによって一気に翻訳品質が向上しました。Webページのレイアウトを維持したまま翻訳してくれるのが便利です。API利用する場合にはCloud Translationを利用します。
みらい翻訳
みらい翻訳も高品質な翻訳を行うサービスとしてよく知られています。TOEIC960点レベル、プロ翻訳者レベルの翻訳が可能とのことです。企業が法人サービスとして提供することも可能で、例えばCOTOHA Translatorのエンジンとしても利用されています。
T-4OO
T-4OOはTranslation for Onsha Onlyの略だそうです。つまり、各企業専用のデータベースを持ち、翻訳結果のカスタマイズが可能です。2000以上の分野を持った専門データベースもあり、専門用語などに強いようです。
kode-AI翻訳
提供元である高電社はlivedoor翻訳などを手がけていた、老舗の機械翻訳提供企業です。そんな高電社が開発したのがkode-AI翻訳になります。42言語対応、オフィスファイルのレイアウトを維持した翻訳といった機能があります。
kode-AI翻訳 | 中国語・韓国語翻訳・音声合成なら高電社
Japio-AI翻訳(無料版)
Japio-AI翻訳の特徴はなんといっても特許公報に特化しているということでしょう。特許に特化した言い回しなどがあるかと思いますので、日本語で提出した特許文を別言語に展開する際などに使えそうです。
アイちゃん翻訳サービス
アイちゃん翻訳サービスは医療、法務、金融に特化した翻訳サービスになります。A41ページが5分で翻訳されるとのことです。瞬時ではないのが気になりますが、24時間いつでも翻訳可能とのことです。
論文翻訳 1paper
英語論文に特化した翻訳サービスです。元の論文の体裁を維持したまま翻訳してくれます。数式などもそのままなので、論文の査読をする際に重宝しそうです。
まとめ
一言で翻訳と言っても、目的や文書の種類によって選べるサービスが多数あります。AIによって精度は格段に上がっていますので、日本語の読みづらさなども解消されていることでしょう。
海外の文書を読む場合はもちろん、海外に情報発信する際にもぜひ使ってみてください。